モディファイアの基本機能をまとめた第一回目の記事はこちらです。
今回はモディファイアの中からBoolian Modifierについてまとめていきます。
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ブーリアン演算とは?
ブーリアン演算とは、簡単に言うと重なったオブジェクト同士で重なった部分だけを引いたり足したりすることができる機能です。集合演算とも言います。とりあえずこのくらいの認識で大丈夫かと。詳しいアルゴリズム等はググって調べてください。
こんな感じです。↓
このモディファイアでは、オブジェクト部分の差を取り除く、交差した部分のみを残す、オブジェクト同士を結合させる、などを行うことができます。
こちらを使用する際にはもディファイアを行うオブジェクトと、もう一つの重なったオブジェクトが必要です。
それでは、詳しく見ていきます。(ここからはこちらのスザンヌにドーナツの型[Torus]が乗っかったような二つのオブジェクトを使用して説明します。)
Difference/Union/Intersect
モディファイアパネルの一番上を見てもらうと、三つの欄があります。それぞれ、ブーリアン演算の種類を表したもので同時に選択することはできません。
今回はこちらを説明した後に詳しい設定を説明します。
Difference・・・差(オブジェクト欄に追加したオブジェクトの重なる部分を取り除く)
Union・・・結合(連なった部分を結合させる。ワイヤーフレーム表示にしてみるとわかりやすい)
Intersect・・・交差する(オブジェクト同士の交差した部分をメッシュとして形成する)
次に、設定の仕方を紹介していきます。
設定(モディファイアパネル)
設定のやり方は3種類すべて共通しています。
Operand Type・・・演算の対象。ターゲット。オブジェクトかコレクションを選択することができる。コレクションを選択した場合には、複数のオブジェクトを同時に処理することが可能。(コレクションを選択した場合には[Exact]を選択しなければいけない。)
Object(またはCollection)・・・ターゲットの名前
・Fast…素早く演算を行うために単純な計算方法を使用します。単純な計算方法のために、重なり合う形状へのサポートが制限されています。
([Over Threshold]の値を変更することでこの制限のレベルを変更することができます。)
・Exact…より正確な演算を行うために複雑な計算方法を使用します。最良で複雑な計算方法のために、Fastよりも低速になるため、PCによってソフトが落ちる等の注意が必要です。
([Self]の値を変更すると、重なり合う形状に対する計算をさらに複雑にすることができます。数値を高くするとその分だけ処理が低速になります。)
最後に
今回の紹介はこれで終了です。設定がわかりやすい分扱いやすいと思うので是非触って使用してみてください。
では、最後まで閲覧いただきありがとうございます。お疲れ様でした👋
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