このシリーズでは様々な光と影に関する演出方法を3ⅮCGでシュミレーションを行います。着想を得るきっかけにしてもらえると幸いです。
前回は窓際の演出シュミレーションを行いました。
とはいえ、どちらかというとBlenderのライティングの話も多かったので、今回はもうちょっと演出やポージングの資料になるように書いていきます。
前回↓
ドアによる演出
ドアによる演出ってどういうのがあるのー?と思うかもしれないですが、結構いろいろあります。というのも、ドアは窓と同じく光を差し込む役割も果たしてくれます。
入っていく

ホラーな感じ

お出迎え

映像でもイラストでも、意外とドアを使ったシチュエーションって多いです。日常で使うものだしね。
ということでドアを使って、工夫したライティング方法を考えていきたいと思います。今回は、照明の明るさでシチュエーションを分けて撮影していきます。
日常的な明るい演出
部屋の中の照明が外の光よりも弱いとこんな感じの影になります。まず、影の入り具合を見ていきたいので外の光をスポットライトで強くしてみます。

↓

後ろの壁まで光が伸びてくれました。これだけでも印象が変わるのではないかと思います。
ドアによる光のシルエット

次に窓や照明を設置して部屋の明るさを調節していきます。両側に二つの窓を設置。

各方面からスポットライトで光をバチ当てます。

※ライトに関しては前回の記事で詳しく説明しています。
先ほどと比べるとだいぶ部屋に光が入ったように見えます。

体全体に光が当たってかわいい感じ。

後ろから見るとこうなっています。

室内照明を当ててさらに明るくします。


外の明るさは変えていませんが、陰影が先ほどよりもはっきりしたことで外が暗く見えます。
幻想的な演出(薄暗い)
幻想的な演出では、より陰影の強弱が大切になってくると思います。ドアと背景を変更しました。背景(HDRI)は暗めに設定。

(撮影上都合が悪かったのでさらに背景を変更しました。HDRI便利だけど難しいわい。)
とりあえず部屋の明かり>外の明かりになるように室内照明を設置していきます。人物を中心にしてバックライト(逆光)にしてみます。

バックライト感がわかりずらい…

ライトを一つに変更。一つのライトのワット数を二倍にします。位置も人物に近づけるように変更。高さは顔の位置あたりまで下げました。

逆光感が増しました。ライトが「強い&近い」じゃないとはっきりバックライトっぽくなってくれない。

ところで、幻想的・ファンタジーなイメージの扉といえば、扉から光がファ~~ってなってるやつですよね。上の画像だと部屋の中だけに光がとどまってる感じ。
ファ~~を再現してみます。

スポットライトとポイントライトを設置

いいですね。光がHDRI(背景)に溶け込んで見えなくなってしまうので地面のオブジェクトを追加しました。
今回はドア編なのでこの位ですかね。いいシチュエーションがあれば是非教えてほしいです。
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ホラーチックな演出
ホラー映画といえば、薄暗い部屋にろうそくのような間接照明がボヤッと一部を照らしているような演出や、建物等の奥を濃い影で覆うなどの演出。ただ「暗い」だけではなく、意味ありげな雰囲気を作ることでより観客の感情を揺さぶることが目的となってきます。

なんか出てきそう。

部屋の中から見るとこうなってます。
ホラー映画好きなら、この演出見たことあるな…となったかもしれません。この前眠れない時につい見てしまった「ディスコード」っていう映画を真似してみました。
余談なんですが、寝る前だったから部屋を真っ暗にしてスマホで見てたんですがほんとに心臓ちぎれるんじゃないかってくらい怖かった。ストーリーもよかった。見た後1時間寝れませんでした。

部屋をぼんやりと照らす小さなライトをつけるとこんな感じです。ちょっとこの暗闇の中にモデルを入れてみましょう。

こわっ
さすがはホラー用に作ったモデル。光の当て方が原因だと思いますが、なんか灰色になりました。心霊写真すぎる。

今更どうでもいいんですが、このモデルの名前はマリちゃんです。たしか。
次に、ドアから差し込む光と壁だけで撮影してみます。(伝われ。)

部屋に向けてスポットライトを当てます。ドアは半開き。光のある位置にモデルを設置します。

↓

そろそろ呪われそうなので終わります。
次回は間接照明編です。バーのような照明の付け方やリビング等の演出方法を考えていきます。

最後まで閲覧ありがとうございました。
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